NISAとiDeCoを利用する時の注意点は?
記事をご覧いただきありがとうございます。
最近では投資をする事が流行になりつつある社会ではないでしょうか?YouTubeや本や雑誌でも資産運用のいろはや成功法などのものがそろっています。
それを見て
私も投資を始めよう!
という風になっている傾向があります。
投資を始めるきっかけとして将来の不安、例えば20代、30代、40代の方ならこのような不安があるのではないでしょうか。
「貯金をしっかりして老後に備えておかないと!」
「働けなくなった時ように貯金をつくっておかないとやばい…」
このような不安や問題を潜在的に感じ取って資産運用を始める方もいらっしゃいます。
勿論、よりお金を儲けて億万長者を目指すんだ!という方もいるかと思いますが、
きっかけはポジティブであったりネガティブであったりしても資産運用を始めるということには変わりはありません^^
そんな資産運用を始めるにあたって投資を有利にもっていかせる制度を記事や雑誌、本などで見る事になります。
一つ目はNISA(少額投資非課税制度) 呼称 ニーサ
※いらすとはつみたてNISA
二つ目はiDeCo(確定拠出年金) 呼称 イデコ
という2つの投資優遇制度をよく目にするかもしれません。
これらを使って投資をしていくとより有利にお金を殖やしていくことができますが、
このNISAとiDeCoは似てはいますがちょっと違う制度。
使っていくのにこんな疑問を持つ方もいるかもしれません。
・どういう風に使えば良いの?
・この二つは何が違うの?
実際にどっちを使ったら良いのか?という問題は制度の事を知っておかないと後で追い込まれる事にもなる重要な事。
この記事は2つの制度の利用する際の注意点をお伝えしていきます。
注意点を知って活用すると将来と現在のお金を上手く残していく事ができますよ^^
こちらのページコンテンツについて
NISA、iDeCoは儲ける事が大前提の制度
本、ユーチューバーの発信でもよく耳にする
「NISA、iDeCoを使って投資をしよう!」
勿論、私もそれを使って投資する方が圧倒的に有利にお金を殖やす、儲ける事ができると考えていますが
これの問題を誰も教えてくれないかもしれません。皆さんいい所ばかり言うものですから(笑)
この盲点になっているのは
「投資で儲ける事が前提になっている」
投資にはリスク(儲けるリスクと損するリスク)があり
その儲ける所しか見えないのは危険
です。
損をしない前提になっているのは、投資を辞めるきっかけになりえる事。
つまり…損をして終わり結局貯金する方がよかったという状況になるという事ですね。
技術や精神面の事など必要になるモノを完全に見落として運用する事ほど危険な事はありません。
ルールを知らないでゲームをしていると負ける確率があまりに高いのと同じ。
まずは知識を知って、自分で思考してそれから始めることをおすすめします^^
NISAの利点と注意点
NISAで運用していくのは投資をするなら絶対にした方がいいというのは間違いないです。
投資での運用益(資本利得、配当収入)が普通なら20%を取られる所が非課税、つまり全て自分のお金として収入になるという事なので
かなり有利な収入にする事が可能になるのでこれを使わない手はないはずです^^
が、これと別に利点が存在します。
それが、
「毎月の積立を途中で止めること」
「購入と売却が自由にできる」
ができる事です。
やはり、お金の状態が厳しくなる事も十分予想されるこの世の中です。今投資に回していると使えるお金が厳しくなる・・・
そんな状態で投資をしていると貯金が無くなり、借金をする必要が出てしまうかも。
そうすれば余計なお金を支払い続ける事に!
借金の支払いは運用益のように変動せず、確実に支払わないといけません。
利息も勿論支払うので、投資での収入よりも大きくなるならおすすめはしません。
ではその状態を防ぐために必要なのは投資しているモノを現金化する事で無駄なお金の支払いを防げます^^
NISAの場合は現金化を自由なタイミングで行うことが出来、
積立も途中でストップ、またスタートする事も可能です。。
自由なお金の動かし方ができるのがNISAの利点です。
余談ですが、
確定申告もしないで済むので申請する時間を空かせることができるので書類とにらめっこせずに自由な時間を過ごせますよ!
ではデメリットは何でしょう?
元から投資で損する事は考えてませんがやはりタイミング次第ではなることも…
この損がなにも保証されないということでしょうか。
税金を支払うタイプの投資では20%取られても損した分の金額が還付されますが、
基本は損していても自分のせいなのでそこは仕方ない所。
個人的には投資でリスクをっているのは投資家(自分達)ですが、勝手に20%搾取するとかありえないと思っています(笑)
ノーリスクで税金を取れるのですから、政治家は上の立場と言うのを利用して楽して儲けているという事です。
働いている労働者からの税金を取るのはそれ以上のもの。
本当に○○のような奴らですね。
お話がズレました^^;
あとは、限度額が設定されている(月額と生涯投資額)という点です。
※新NISAに来年からなるのでその制度としての説明です
つみたて投資枠として120万円(月10万円まで)と生涯投資額(1800万円まで)
という条件があるのでそれ以上になると税金が掛かってくるという事ですね。
※成長投資枠(株式やETFなど)は年間240万円まで
どちらもそこまでの問題じゃないのでNISAを使っていくのは普通に投資するのと変わらないのでそこまで気にしなくても大丈夫です。
iDeCoの利点、注意点について
iDeCoの日本名「個人型確定拠出年金」。拠出額(投資金額)を確定で投資するという制度。
いわゆる積立金額を投資していくという、つみたてNISAの投資法と似たようなものでただ毎月の金額変更は年一回のみ。
年金を作っていく為の制度、これがiDeCoでございます^^
その利点と注意点、こちらはNISAよりもしっかりと知っておいてほしい事があります!
失敗してしまうと年金どころじゃないこともあり得ますのでここはしっかりとみておきましょう!
iDeCoの利点は
・iDeCoの運用益(売却)は非課税で再び運用できる
・公的年金控除が使える ※受け取りには注意が必要
・退職所得控除が使える(運用年数に対しての計算になる)※これも注意点がある
・強制的にお金を運用に回すので先取り貯蓄の形になる
このような点が利点になりますが、これらの点も実は注意点が存在します。
NISAにはない、制度の運用には気を付けないといけない点が多くあり、そこを知っておかないと結局準備できないということも。
では1つずついきましょう。
貯金する事で節税になる
「貯金すれば節税になる」という点。これは見方を変えれば
国から「自分で準備してくださいね!それをしてくれる人には優遇しますよ」
というメッセージになります。
でも注意点として、
iDeCoを使用する一番最初に手数料を支払う加入手数料「2829円」
運用時にかかる手数料、口座管理手数料「105円(確定)+事務手数料」(こちらは金融機関で異なります。)
これらの金額がかかってきます。
節税で所得税と住民税は安くなりますが、手数料はNISAのように0円ではないので注意が必要です。
貯金(または運用等)で積立金額の全額が所得控除ができる(小規模企業共済等掛金控除)という仕組みで節税できます。
公的年金控除が使える
生命保険の年金保険で受給する場合、実は公的年金とは違うので控除額がありません。
利益が出ていれば、雑所得として計算されます。
計算例は下記のリンクよりご覧ください。
参考リンク:個人年金保険の年金を受け取って所得税がかかるときの計算方法は?
公益財団法人生命保険文化センターより
iDeCoの場合はこの公的年金と同じ括りで受給が出来るので有利に年金を貰う事が出来ます。
ただこの際に気を付けないといけないこととして、
自分が年金を貰っている状態でイデコでの年金受給を行う場合、公的年金金額として加算されるので税金が大きくなる可能性があります。
せっかく有利にする為に制度を使っているのにこれは勿体無い!
是非、受給時に一括受け取りを使うのか、早めの年金受給で年金を貰う前に控除されてまるまる貰うようにする等の対策を考えて取り崩すのがおススメです^^
退職所得控除が使える
iDeCoの一括受け取りの場合に使える所得控除で「退職所得控除」があります。
年数に応じた控除額
・20年以上ー800万×70万×(運用年数ー20年)
が収入から控除されて、その金額の半分が税金として取られます。
この退職金と同時に貰う事を考える場合、会社からの退職金とiDeCoの一時金受け取り金額が一緒になるので
金額が大きくなり税金が多く取られるかもしれません。
また、退職金をもらってから19年以内にこのイデコの一時金受け取りを使用する場合はこの控除額が減額されます。
簡単にいい条件にするには…
退職金支給から20年以上待って一時金を貰う形にすれば最大限の控除額でお得にお金を受け取れるという事。
上手く上に書いた年金受け取りを使いつつ、一時金受け取りを使うと有利に支給していけるかもしれません。
iDeCoの一時金を先に貰う場合、5年間は退職所得控除を使うことが出来ないので5年後に退職金をもらうとこちらも有利にもっていくことができます。
強制的に老後資金を貯めていける
iDeCoを使うと強制的に老後用資金を貯める形になる、見方を変えれば「先取り貯蓄」になるので
老後の為に貯めなきゃ!と思うけど、なかなかできない…という風にはなりにくいです^^
ただ、iDeCoは原則途中で積立を止める事ができないのと、NISAのように運用中に商品を解約して現金に換える事ができないというデメリットがあります。
会社員で積み立てる事ができる金額の限度はありますが、
積立に回しすぎて自分のお金が厳しくなるようにならないようにする必要があります。
最低金額の5000円は絶対に毎月積み立てないといけないので、積立貧乏にならないようにしていきましょう!
投資では情報を吟味する事が必要に
色んな方が投資の発信をしています。勿論私もその一人です^^
ただ、私個人の意見として
「すべての情報をそのまま鵜呑みにしてはいけない」
と考えています。
私はある程度の理屈と理由をお伝えするようにはしていますが、感覚も入っている事もあります。
ある人は良い面の情報ばかりで「今すぐしないと損ですよ!」というような煽りをする方もいますし、
投資なんて危ないし、詐欺案件もあるから止めておけ、働いて稼ぎ貯金をしていくのが望ましい。
という意見もあります。
色んな意見がありますが、言葉のまま考えずに判断する事はあまりにも危険です
自分の指針がない、考えや意見が無い事は投資をするにあたって流されてしまう危険
つまり損で終わってしまう可能性があまりにも高いという事。
・より儲けを求めてしまい時期を逃す
・損が怖くなって損切りして止めてしまう
これらの責任は自分の責任になります。
他人の意見を聞く事は大事ですが、自分の資産を使って運用するので最後は自分の考えが必要です。
ある本では、投資家はある意味では平等。性別も国籍も関係がない。
上手に出来れば人が集まり、失敗すればお金が他の所に取られるという仕組みの中で投資をするという事だとも。
資産の多い人の方が有利と思われがちですが、儲ける金額は確かに大きいですが運用に成功する失敗するはその人のやり方や考え方次第。
自分の指針をきちんと持つ事やアドバイスを自分で吟味して自分のモノにする事が凄く大切な技術になります。
NISAもiDeCoも上手く使えばかなり有利に自分の資金として持つことが出来る様になります。
盲目に「制度を使うべき!」というのはどんなに有利なものでも危険な見方。
しっかりといい点と不利な点を知った上で自分はどういう風にしていきたいのかを考える事で投資を有利に持っていく事ができます^^
自分のお金の状況とリスク耐性(ほぼほぼ損の大きさを指します)を持った上で、
投資優遇制度を使っていきましょう!!
もし、
・初めてで右も左もわからないけれど資産を運用していかないと老後資金が間に合わない!
・投資したいけれど何から始めて良いのか分からない
・知識をもって運用に臨みたい!
というような事を思われている、考えているならば
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